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第11号
年金一元化(3)~被用者年金の一元化① ~
『第11号』 2006.1.301.被用者年金の一元化とは現在、政府・与党間で進められている被用者年金の一元化とは、サラリーマンが加入する厚生年金、公務員等が加入する共済年金を同様の仕組みにしようとするものである。共済年金には、厚生年金(1、2階部分)の上乗せ部分にあたる職域部分(3階部分)の給付があり、また、保険料および財政運営も独自に設定されているが、少なくとも1、2階部分は共通の仕組みを目指していくことになる。
2006.01.30
第10号
利息をつけるということ
『第10号』 2006.1.23 確定拠出年金やキャッシュバランスプランは元利合計型の制度である。確定拠出年金の利回りが運用の実績を直接反映しているのに対して、キャッシュバランスプランの利回りは指標をもとにあるルールで決められるという違いがあるだけだ。確定拠出年金では運用の結果残高が増えた(あるいは減った)ということだけなので極めて分かりやすいが、キャッシュバランスプランで利息をつけるというのはどういうことなのだろうか。
2006.01.23
第9号
年金数理の初歩(2)
『第9号』 2006.1.16 今回は終価を求めてみます。 単利(元本のみに利息を付す)と複利(元本と利息の合計に利息を付す)の2つの方法がありますが、年金数理では複利計算を行っていますので、今後は複利で話を進めて行きます。
2006.01.16
第8号
春闘
『第8号』 2005.12.26 最近の好調な企業業績を背景に、大企業では来春、十四年ぶりの「賃上げ春闘」となる見通しが語られています。バブルのピークに社会人となった私には、「賃上げ春闘」という言葉から、入社直後に先輩に連れられて参加した、業界内労働組合連合会のオルグ(集まり)でシュプレヒコールを揚げていたことが思い出されます。その当時、年金の数理計算に初めて携わったとき、決算の利源分析では潤沢な利差益が、ベース・アップによる差損を補って余りあるものでした。
2005.12.26
第7号
掛金はどうやって決まる?(2)~ 特定年齢方式~
『第7号』 2005.12.19 —特定年齢方式— 「○歳で制度に加入する」標準者が、その後の加入期間で掛金を平準的に積み立てるよう計算した標準掛金率を全加入者に適用する財政方式です。例えば標準者の加入時年齢が20歳で定年年齢が60歳であれば、20歳から60歳までの40年間で掛金を平準的に積み立てるような掛金率を算定し、これを全員に適用します。
2005.12.19
第6号
年金一元化(2)~具体的論点の整理~
『第6号』 2005.12.12 公的年金の現在の仕組み (1)給付体系 1階部分として全国民共通の給付である基礎年金、サラリーマンが加入する厚生年金と公務員等が加入する共済年金には、2階部分として報酬比例の老齢年金が設けられている。さらに、共済年金には厚生年金の2割程度の職域加算給付がある。給付水準の目安は以下。
2005.12.12
第5号
確定拠出年金の効用とは
『第5号』 2005.12.5 確定給付企業年金をはじめとする給付建ての制度と確定拠出年金などの拠出建ての制度の比較は数多くなされているが、コスト管理の観点から整理してみよう。
2005.12.05
第4号
年金数理の初歩(1)
『第4号』 2005.11.28 日頃、計算報告等でお客様を訪問する機会があるのですが、その際、年金の数理計算はどのような計算かという質問を受けます。確かに、日常の生活ではなじみが薄いと思います。そこで、今回から数回に渡りまして、年金数理の話をしていきます。ここでは、前提を簡略化し、分かりやすくなるよう努めていくつもりです。まずは、準備として、等比数列の和を求めてみます。
2005.11.28
第3-2号
連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い(案)
『第3号』 2005.11.21 (企業会計基準委員会 実務対応報告公開草案第18号) 先週のメールマガジンでお伝えしました表記公開草案の中で、退職給付会計関連では数理計算上の差異の取扱いについて、修正額に重要性が乏しい場合を除いて、当期の損益の中で修正すべき5項目の一つとして取り上げられています。
2005.11.21
第3-1号
日本の退職給付制度
『第3号』 2005.11.21 「退職金をもらったことがありますか?」 学生に対して年金の話をする機会が何度かあり、私のほうがネタ切れになったときに学生の一人から私に発せられた質問。
2005.11.21