会計基準最新情報
国際会計基準審議会は、IAS19を改定(加入者掛金)
IASB(国際会計基準審議会)は、IAS19(従業員給付)における加入者掛金のある制度の債務評価について、明確化を図る改定を行いました。
1.勤務に関連した加入者掛金
(1)勤務年数とは無関係な加入者掛金
加入者掛金額は、当期の勤務費用を減少させる。
(例えば、加入者掛金が給与の一定割合、定額掛金、年齢別定額掛金の場合。
勤続年数に応じて拠出率が増加するようなケースは、 対象とならない。 )
(2)勤務年数に依存する場合
負の給付として、給付総額の期間帰属方法と同じ方法で帰属させ、勤務費用を減少させる。
(これまで給付の純額あるいは総額と負の給付について別々にバックローディングテストを行う必要がある
のか不明瞭だったが、純額ではなく、給付の総額と同じ帰属方法を用いること。)
2.勤務に関連しない加入者掛金
再測定費用として認識し、確定給付資産(負債)を増減させる。
適用は2014年7月1日からとなり、早期適用も認められます。