会計基準最新情報
ASBJが第39回退職給付専門委員会を開催(7/9)
企業会計基準委員会が7月9日に第39回退職給付専門委員会を開催しました。
前回から引き続き、
(1)退職給付会計基準の一部改正(その3)の文案検討
(2)IASBディスカッション・ペーパー「IAS第19号(従業員給付)の改訂に係る予備的見解」の概要説明について議論がありました。
(1)については次回7月23日の専門委員で、コメントが決定する見込です。
(2)についてはディスカッション・ペーパーに対するASBJのコメントの原案を当専門委員会事務局で作成することとなり、専門委員の意見を聴取しています。
委員会からは、以下のような意見が出されています。
・給付建制度の債務が決まらないうちに、債務の即時認識を検討するのは順番が逆である。
・IFRSを適用していない日本が、日本基準と異なるIFRSの取扱いに賛意を示せるのか。
・制度の区分における給与リスクの有無の「給与」について、日本と諸外国で認識が異なるのではないか。
・拠出ベース約定の公正価値で「制度条件の変更を織り込まず、信用リスクを織り込む」について、日本の年金法令では、制度条件の変更(給付減額)を認める代わりに、信用リスク(制度の破綻)が少ない。
ディスカッション・ペーパーについては以下を参照。
http://www.e-pbo.jp/news/cat002/0807012.html