企業年金最新情報
DB予定利率(非継続基準)改正に関する意見募集
厚生労働省は、2月5日、確定給付企業年金制度の非継続基準で用いる予定利率の改正について、意見募集を開始しました。意見募集は3月7日までとなっており、2018年度決算(2019年4月1日時点で報告書を提出していない先に限る)からの適用予定です。
非継続基準で用いる予定利率は、30年国債の過去5年間の応募者利回りに基づき定められ、労使合意または代議員会議決により当該利率に0.8~1.2を乗じた率とすることができます。
改正案では、0.8~1.2を乗じるのではなく、0.5%を加減する方法に改めることとしています。
この場合、
平成30年度決算:1.24%×(0.8~1.2)⇒1.24%±0.5%
平成31年度決算:1.05%×(0.8~1.2)⇒1.05%±0.5%
となり、上限がそれぞれ1.488%から1.74%、1.26%から1.55%と高くなり、債務評価を小さくできることとなります。