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平成31年度年金 マクロ経済スライド 4年ぶり実施
厚生労働省は、18日、「平成31年度の年金額改定について」を発表した。
年金額の改定は0.1%のプラス改定となり、マクロ経済スライドが平成27年度以来4年ぶりに実施され、
平成31年度新規裁定者のモデル年金額は以下のようになる。
30年度 31年度 改定率
国民年金(1人分) 64,941円 65,008円 +0.1%
厚生年金(夫婦2人) 221,277円 221,504円 +0.1%
改定の内訳は、 賃金上昇率 マクロ経済スライド 同未調整分
+0.6% △0.2% △0.3% = 0.1%
マクロ経済スライド未調整分を繰り越して次年度以降に調整する仕組みは、平成30年度から
実施され、30年は△0.3%の繰り越しとなっていたが、全て解消されることになる。
なお、賃金上昇率は標準報酬を使用しており、毎月勤労統計による影響はない。