企業年金最新情報
平成28年度の企業年金制度にかかる税制改正案
12月10日、自民党の平成28年度税制改正大綱(案)がまとまりました。
企業年金関係では、確定給付企業年金について以下の改正が盛り込まれています。
1.リスク対応掛金の損金算入
「財政悪化時に想定される積立不足」について、事前積立を可能とするもの
2.リスク分担型DBにおける掛金の損金算入
掛金額を固定し、給付額の調整により財政均衡を図る制度の新設
3.複数事業主制度における強制脱退時の掛金一括拠出の損金算入
複数事業主制度から掛金を拠出しない等の理由により、企業を強制脱退させる際に一括拠出する掛金に
関する税制措置
1,2については法律改正は不要と考えられますが、3については平成27年に提出された確定拠出年金法改正案の成立が前提となります。