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確定拠出年金法改正に伴う政省令改正に関する意見募集
厚生労働省は9月22日、2016年の確定拠出年金法改正において施行が法律公布後2年以内とされている事項について、政省令改正に関する意見募集を開始しました。
なお、施行予定日は2018年5月1日とされ、意見募集は10月21日までとなっています。
【主な内容】
1.提示する運用商品
・提示する上限を35本とする。(ターゲットデートだけが異なるものは1本とカウント)
・元本確保型商品を選定する場合、それ以外に2以上を選定する。
(自社株ファンドを選定する場合、それ以外に3以上)
・加入者への情報提供の内容に、提示する運用方法の全体構成を追加する。
2.指定運用方法
選定は以下の要件を満たすものであること
・経済変動によるリスクが加入者属性からみて許容範囲内であること
・期待収益が当該集団に必要とされる水準が確保されること
・リスクが期待収益に照らして合理的範囲内であること
・手数料が期待収益に照らして過大でないこと
3.小規模企業向け個人型DCへの事業主掛金
・事業主掛金は、加入者掛金と合わせて拠出し年1回変更が可能
・掛金額等の変更は、労働組合等の同意が必要
・被用者数が100名以下であることの確認のため、年1回届け出が必要
4.小規模企業向け簡易型DC
・掛金は、定額とする。
・承認申請で省略できる書類として、労働協約及び就業規則、運営管理機関選定理由書を追加する。
5.その他
・ポータビリティー拡充に係る事項
・中退共との資産移換に係る事項