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社会保険庁が厚生年金等の平成20年度収支決算の概要を公表(8/4)
社会保険庁は、平成20年度における厚生年金・国民年金の決算概要を公表しました。
厚生年金については、
1.保険料収入は22兆6900億円で前年比7200億円の増加
2.保険給付費(基礎年金勘定への繰入を含む)は35兆9100億円で前年比9700億円の増加
3.時価ベースの運用収益は8兆7300億円のマイナス(運用損失)
4.時価ベースの運用収益率は△6.83%
5.時価ベースの積立金は116兆6500億円で前年比13兆5300億円のマイナス
となっています。
7月1日付の企業年金トピックスでもお知らせしたとおり、平成22年1月から12月の厚生年金基金の最低責任準備金利回りは△6.83%となります。
平成21年の利回り△3.54%を加味すると平成21年度の最低責任準備金利回りは
△4.36%(△3.54×9/12+△6.83×3/12)となります。
ただし、平成21年度より上記期ズレは、継続基準の財政検証および掛金計算において、「調整金」として計上し、差額の調整を行います。