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厚生年金基金の財政運営基準改正について意見募集(7/15)
厚生労動省は、厚生年金基金の財政運営基準改正について意見募集を開始しました。
主な内容は、以下の通りです。
1.基本部分の掛金計算を代行部分とプラスアルファ部分に分離
- 代行部分の掛金率は免除保険料率とし、予定利率4.1%、新死亡率で計算を行う。
(平成21年3月31日基準で免除保険料率の計算を行い、平成22年4月より適用) - 次回、厚生年金本体の財政検証(5年後)までの間、一定の基準を満たした基金については、従前免除保険料率と新免除保険料率の高い方を使用できる。
2.数理債務計算の際の収入現価算出において、数理上掛金率と規約上掛金率の低い方を使用する。
3.死亡率の改正
なお、平成21年度財政検証および平成22年3月31日以降の財政計算から適用する。
今回の改定死亡率は、確定給付企業年金にも適用される見込みであり、単純終身年金で2%、15年保証終身年金で1%程度の債務増加要因となる。